フリーランスは、業務委託という契約方法で働くことが可能です。この契約方法は大きく、あらかじめ契約した成果物を引き渡して報酬をもらう請負契約、 契約期間を決めてその期間内で働くことで成果物が完成していなくても報酬がもらえる委任契約の2通りに分けられます。
業務委託の契約期間はケースバイケースで、期間はこのくらいとの目安はありません。何を制作するかによって必要な作業工数が異なるからで、短いもので成果物が完成するまでの数日間もあれば、データベース構築やシステム運用のように数年間もあります。
業務委託の契約期間を見ると、1か月から1年程度の期間のものが多いです。新規の業務委託の場合、最初は短期委託で様子を見るクライアントが多い傾向にあります。また、契約期間中に案件が終了しなければ、期間を延長するスタンスが一般的です。
業務委託はクライアントとの直接契約となるため、派遣のように法律で定められた契約期間はありません。フリーランスの場合、これは大きなメリットでしょう。例えば、コンサル業務やシステム運用では長期契約を結ぶことができ、一定期間を過ぎて更新できないといった制約が一切ないのです。
業務委託で働く際は契約期間の長さにかかわらず、後々のトラブルを避けるために契約書の締結が欠かせません。契約書には、契約期間以外にもさまざまな条件が明記されています。途中解除や期間変更などの情報が明記されているケースもあるので、しっかりと目を通しましょう。
★業務委託についてのまとめはこちらにも→【フリーランス契約ガイド】